研究会について

研究会名称

水素化物に関わる次世代学術・応用展開研究会

活動目的

 水素貯蔵・透過材料や燃料電池・蓄電池関連材料などの研究開発競争が世界的に激化しており、新たな科学的知見に立脚した研究開発指針の確立が望まれている。この状況のなか、現行の水素エネルギーの普及シナリオに沿うことはもとより、水素化物の新たな機能性の根源的探究やそのための評価解析技術の高度化を含めて、今後の水素化物の学術・応用展開を俯瞰すべき、との意見が強まっている。例えば、高速イオン伝導機能やそのデバイス応用、中性子・放射光などのいわゆる量子ビームを用いた局所構造・ダイナミクス解析などは世界的にも注目されており、今後の水素化物の科学的知見を深化させる駆動力になることが期待される。きわめて多くの活動成果が上がった「材料における水素有効利用研究会」の活動期間満了を受け、本学会を中心とした研究者間の情報交換・研究協力体制をいっそう強化しながら、水素化物に関わる次世代の学術・応用展開について密に議論する場を整備することが不可欠である。これは、産官学の連携を緊密化して関連する研究成果を確実に社会還元するためにも、重要な取り組みと考えている。これらを鑑み、本研究会を企画するものである。

活動期間(5ヵ年以内)

    1期5年間 (2014年3月~2019年2月)
【継続】1期3年間 (2019年3月~2022年2月)

代表世話人

産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門
中村 優美子 副研究部門長

yumiko.nakamura外部リンクaist.go.jp
029-861-9309(FAX.-4541)

世話人

九州大学水素エネルギー国際研究センター
秋葉 悦男 特任教授

北京科技大学/北海道大学名誉教授
大貫 惣明 教授

東北大学未来科学技術共同研究センター
/東北大学名誉教授/八戸高専名誉教授
岡田 益男 客員教授

東北大学材料科学高等研究所/金属材料研究所
折茂 慎一 教授

室蘭工業大学環境調和材料工学研究センター
亀川 厚則 教授

産業技術総合研究所電池技術研究部門
栗山 信宏 所長代理

広島大学自然科学研究支援開発センター
小島 由継 教授

豊田理化学研究所 特任フェロー/名古屋大学名誉教授
森永 正彦 教授